日本物怪観光の考える物の怪とは?


古来、日本では人は勿論のこと、この世に存在する万物には魂が宿っていると考えられてきました。昔の人は人に宿る魂のことを「たま」、人以外の事物に宿る魂のことを「もの」と呼んで、両者をしっかりと区別してとらえていました。現代においては幽霊も妖怪も似たようなものと考えられていますが、本来、幽霊は「たま」に、妖怪は「もの」に、それぞれ属していた様です。私たちが取り扱うのはこの「もの」から発生した「もののけ」たちなのです。「物の怪」とはもともと「もの」によってひきおこされる病気や災いといった意味の古語でしたが、後に妖怪自体を表す言葉としても使われるようになりました。私たちは彼らのことを出来るだけプリミティブな姿の精霊として感じたいと思い、あえてこの古い呼び方にこだわってみました。