vol.42

このページでは、日本各地に潜む物の怪を毎回1匹ずつピックアップ。オリヂナルイラストをつけて紹介してゆきます。



河童といえば、日本人ならおそらく知らない人はいない、日本のお化けを代表する存在である。川や沼、海等に生息すると謂われている水辺の怪だ。日本各地に分布し、その呼び名も様々。人や馬を水中に引きずり込んだり、厠で女性の尻を撫でたり等の悪戯をする。恩義に厚い面もあり、命を助けてくれた人に毎日魚を届けたり、膏薬の作り方を教えてくれたりもする。日本各地には河童によって伝えられたと謂われる薬が数多く残されており、薬事法が改正される以前までは、家伝薬として各地で売られていた。一般的な形態は小さな子供くらいの大きさで、頭に皿のような物があり、背中に甲羅を背負っている。体はぬめぬめした蛙のようで、手足の指の間には水掻きがある。しかし一般的な河童のイメージは広く全国に知れ渡っているように思われがちだが、実はその姿形は地方によって様々で、呼び名も異なる。物怪観光はそれぞれの呼び名とその形態毎にお化け繪にして行きたいと考えている