U N I T 0 4 公衆衛生班とは

物怪観光の5つの班の内、街及び社内の衛生管理を務めるのが、公衆衛生班(MONONOKE SANITATION)です。怪社の各施設の清掃は勿論、社員の身に着ける制服等を洗濯するクリーニング店も管理しています。一口に公衆衛生と言っても物の怪世界に於けるその意味合いは広く深く、その役割は大変重要です。物の怪達の中には汚れた場所より発生する物も多く、それらの中には人に災いをもたらす凶悪な種が多数存在します。公衆衛生班はそれら人間にとってマイナスな物の怪の発生を未然に防ぐ役割を担っているのです。また一旦発生してしまった凶悪な物の怪を迎撃する特殊部隊・SWEEPER(通称、掃除屋さん)もこの班の所属になっています。
SWEEPERは調査班によって見顕された凶悪物の怪に、敢然と立ち向かうエキスパートなのです。今回の特集ではWooの取材班が公衆衛生班に密着。知られざる彼らの活動をリポートします。

公衆衛生班と専用ゴミ収集車

SWEEPERマーク
公衆衛生班のイメージキャラクター
は、箒を持ったメイドさんである

○月×日(月)曜日 晴れ 04:00
公衆衛生班の朝は早い。まだ陽の昇らない内から集合、社内のゴミの収集にあたる。物怪観光では早くからゴミの分別収集を実践している。この日は不燃物の日。所定の場所に出されたゴミを手際よく回収して行く。これらのゴミはセンターに持ち帰り、さらに細かく分別される。使える器物等をうっかり処分してしまうと「付喪神(つくもがみ)」になってしまう事もあるので、慎重に分別され、再利用出来そうな物は社内のリサイクルセンターに回される。この日は節分間近という事もあって、より慎重に作業が進められていた。分別にあたる社員の話によると、節分は陰陽が反転して、物が形を改める特別な日だと謂う。この時に百年を経た器物等は化け物になる事があると謂うのだ。享保年間の頃には、こうして妖力を得た「付喪神」が人々を襲ったという例もあるらしい。彼らの日々の活動がこうした事態を未然に防いでいるのである。

設置されたゴミ用バケツ、縦につぶすと小さくなる